アトラスが目指す社会

VISION

「千年に一度の農業革命」

四次元農法を通じて国民、皆が豊かに暮らせる社会を創る。

世界的な人口増加や異常気象を背景に、食糧危機の懸念が高まる中、その問題を解決する方法の一つとして屋内農業に関心が集まっています。
当社は通常とは逆転の発想で、建物の中ではなく設備という概念で、建物の外に設置できる自動植物栽培ロボット「ロボファーム」を開発し、農地法の規制がない領域での自由な栽培を可能にしました。
農業ビジネスが困難といわれる理由の一つは、生産をコントロールせずに運営しようとする点にあります。
当社の自動植物栽培ロボット「ロボファーム」は、最速自動栽培装置で生産をコントロール可能な農業システムを構築できるため、農業が未経験の方でも容易に農業ビジネスに参画することが可能です。
消費者の方には、無農薬で美味しい、新鮮な野菜や果物を届けることができます。
自動植物栽培ロボット「ロボファーム」は一年中作物を栽培できるうえ、従来の農法と比べると省スペースで生産できることから、農業のあり方を大きく変える可能性があるとして期待されています。
さらに、当社独自の四次元農法技術により、単位面積当たりの収穫量・廃棄率・収穫サイクルを大幅に改善。作物の収穫効率を従来比で最大約627倍にまで高めることで、都市部での大規模な作物生産を可能にしました。これにより輸送時間を短縮するだけでなく、品質劣化防止、生産コスト削減、季節に依存しない安定的な供給が実現します。

一般的に、屋内農業における栽培装置は建物の中に水耕の棚を多段式に配置するものがほとんどです。
その点、自動植物栽培ロボット「ロボファーム」は設備という視点に立って開発されたため、屋内ではなく屋外に設置します。設備内部には人が入れないようになっており、CO2が設備空間から漏れない仕組みのため植物に必要な量しか供給されず、また水を循環して使用しており、効率的に栽培することができます。
自動植物栽培ロボット「ロボファーム」は、従来の農法と比べて、わずかな水と土地しか必要としません。
加えて農薬は一切使用しない完全無農薬栽培無菌です。

また、垂直式農法と異なるのは、作物の品質と製造原価、栽培スピードです。
千葉県成田市の本社に併設された試験施設には、高さ5,400mm幅2,500mmの設備内部に棚を4段2列配置。そして、LED照明を当てた幅700mmの栽培用トレーを設置しており、そこでは小葱が高さ600mmまで成長しています。
設備内に設置したカメラやセンサーで情報を収集・分析し、LED照明の光の強さや波長、温度・湿度などを個々の作物にとって最適な状態にすることで栄養価が高く、美味しい野菜や果物を短期間で生育させることができます。生育の速さは、従来式農法と比べて最速で約5倍~7倍です。

自動植物栽培ロボット「ロボファーム」を導入すれば、都市近郊に工場を建てることができるため、運送などの物流コストを大幅に削減できます。
小売店に並ぶ農産物の値段の約30%~45%は、産地からの運搬費だとされています。
自動植物栽培ロボット「ロボファーム」の運営には光熱費がかかりますが、運搬費を抑える分、その範囲内で光熱費を賄えるため、小売店の有機栽培作物と比較すると市場価格の最安値クラスで作物を提供できるようになります。

食は国を潤す宝 代表取締役会長 生野たかし

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